TerryのDM日和

主にDMEDH

DMEDH メ統Ver9.1

 どうもTerryです。今回は以前記事にしたメラビート統率ですが、その後発売されたエキスパンションによって更に強化されたので、新たに採用したカードを主に、変更点を紹介していこうと思います。

 


 DMEDHのルールについてはこちらから
dm.akrecord.com

 前回のメラビート統率の記事はこちらから
k0terry.hatenablog.com

 

※本記事は、前回のリストからの変更点を取り扱います。故に本記事では解説されないカードが多数ございます。前回の記事をお読みになっていない方は、是非そちらも合わせてお読みになる事をオススメいたします。

デッキリスト

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メラビート・ザ・ジョニー(統率者)
伝説の決闘者
「逆相」の頂 オガヤード・スンラート
王盟合体 サンダイオー
ヴァーニング・ヒーター
ルネッザーンス
Z級 ゲキシンオー
仏斬!富士山ッスル
フット坊主
ジョット・ガン・ジョラゴン Joe
バイナラドア
伝説のレジェンド ドギラゴン
ピアノザウルス
絶対音 カーン
バーバーパパ
ドッカン!ゴートッQ
救世主ウマシカ
カツラデランス/「アフロ行きま~す!!」
SMAPON
キンチョーラー
ジョット・ガン・ジョラゴン
ジョリー・ザ・ジョニー
ゴールデン・ザ・ジョニー
ガンバトラーG7
キング・ザ・スロットン7/7777777
燃える革命 ドギラゴン
ビギニング・ザ・メラビート
目玉坊っちゃん
超特Q ダンガンオー
ガンバG/ガガン・ガン・ガガン
シャダンQ
ジョバート・デ・ルーノ
カメライフ
ガヨウ神
最終兵ッキー
ヘルコプ太
ゲラッチョ男爵
サイコロプス
サンタクロスケ
ペーパイロット
ドンドド・ドラ息子
チョクシン・ゴー
ノリのりん
東大センセー
ヤッタレ総長
ポクチンちん
パーリ騎士
ヤッタレマン
チョコっとハウス
ジョジョジョ・マキシマム
タイム・ストップン
夢のジョー星
新時代の幕明け
フロンティア・チャージャー
The ワンタン漢・チャージャー
ネクスト・チャージャー
勝負だ!チャージャー
ウラNICE
メラメラ・ジョーカーズ
ジョジョジョ・ジョーカーズ

・デッキ概要

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 チャージャー呪文等によるマナ加速を駆使し、統率者である「メラビート・ザ・ジョニー」の能力、マスター・W・メラビートによる大打撃を早期に出して行く事を狙います。更にジョーカーズの持つ強力なドローサポートと、「ジョット・ガン・ジョラゴン」を初めとしたサブ・アタッカーによる追い打ちでゲームを一気に駆け抜けてゆく超アグレッシヴなデッキです。


・新たに採用されたカード

 

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ドンドド・ドラ息子
 デュエマクエスト・パック~伝説の最強戦略12~から登場した、自身の手札にある火のジョーカーズ全てにJ・O・E2を与える夢のようなスーパーカード。余りにもヘイトを集めすぎるため、基本的にはマナの溜まったゲーム後半に、ドラ息子と、ドラ息子で軽減したい火ジョーカーズをハンドに抱え込み、それを一気に放出するような形で使うことが多いです。
 残念ながらドラ息子の効果は統率領域までには至らないため、「メラビート・ザ・ジョニー」と併用するのは少し骨が折れますが、新たに採用した「ビギニング・ザ・メラビート」にはJ・O・E2を与えることができますので、ドラ息子の4コスト+J・O・E2を適用した「ビギニング・ザ・メラビート」の4コストの合計8コストで「伝説の決闘者」を始めとした火の大型ジョーカーズを発射することができます。また、ドラ息子によるJ・O・E2は、元々そのカードが持っているJ・O・E能力と重複して軽減することが可能なため、中型J・O・Eクリーチャーをばら撒く使い方もでき、ゲーム中、後半の火力の持続を支える新たなエースカードの1つです。

 

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ポクチンちん

 こちらもクエストパックから登場した小型メタクリーチャージョーカーズ。強力な2つの効果を内蔵していますが、特にDMEDHでは、全てのカラーのデッキで自らの墓地をリフレッシュすることを可能にし、リソース管理の面で有効です。このデッキでは「ジョット・ガン・ジョラゴン」の能力で手札を大量に捨てる関係上、ゲーム後半に山札が薄く、そして墓地は溢れかえるというケースが多かったため、「洗脳センノー」と交代する形で参入しました。

 しかしメタカードとしての機能も当然高く、序盤から豪快に踏み倒しを行う”クシカーツ統率”、また「凶鬼07号 ジャバランガ」、「阿修羅サソリムカデ」等を用いた大量リアニメイトを狙う黒単等墓地ソース系にも刺さり、様々な場面で使える優秀なサポーターとして活躍します。

 

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救世主ウマシカ

 こちらも同じくクエストパックから登場した、S・トリガーかつJ・O・Eを持つジョーカーズです。S・トリガーとして使った場合の防御性能は心許ない所ですが、この強制バトル能力の有用性は、前回の記事中、「キンチョーラー」の項で説明してあります。それが今回はたったの4マナで使うことができるとなれば、いよいよ「キンチョーラー」の立場が危うい気がします・・・。もはやスーパー・S・トリガーのデメリットさえ気にならなければ、「ジバボン3兄弟」と入れ替えても良いかもしれません。

 

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サイコロプス

 こちらは双極編2弾、逆襲のギャラクシー卍・獄・殺から登場した、「オリオティス・ジャッジ」のような除去を行える、J・O・E2持ちのクリーチャーです。

 勿論早期から踏み倒しを行ってくるような”クシカーツ統率”や、高コスト軸の「ガチャンコ ガチロボ」デッキ等に対して大量除去をすることも可能なカードですが、やはり4コストでJ・O・E2を持っている点が優秀です。基本的に3→5→7の流れで「メラビート・ザ・ジョニー」まで繋ぎたいデッキですので、2ターン目にJ・O・E2で出し、1枚ドローすることで、3ターン目にマナ加速できる可能性を少しでも増やすことができます。

 また、大量に抱えたハンドを用いた「ガンバトラーG7」によるワンショットの体制に入る際も、「ヤッタレマン」と合わせて1コストで出せる小型ジョーカーズである点も光ります。

 

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キング・ザ・スロットン7/7777777

 こちらも双極編2弾から登場した、トリガー持ちツインパクトカード。

 基本的にこのカードの直接的な採用理由は、“防御性能を持つジョーカーズのS・トリガーである”という側面が非常に大きいです。

 従来のメ統では、強力な非・ジョーカーズのS・トリガーを搭載しようとするあまり、デッキのジョーカーズ率が下がり、「王盟合体 サンダイオー」や、「ジョジョジョ・マキシマム」のような、バトルゾーン、マナゾーンのジョーカーズ枚数を参照するカードが絶妙に使えないというケースが何度かありました。しかし、S・トリガージョーカーズとして採用したこのカードの上面「キング・ザ・スロットン7」の能力を有効活用するため、徹底して非・ジョーカーズを撤廃することになり、結果として上記の問題を改善する糸口になりました。現在の構築では非・ジョーカーズの枚数は6枚で、「キング・ザ・スロットン7」の能力にも差し支えない程度の枚数になっています。

 

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ノリのりん

 ペリッ!!スペシャルだらけのミステリーパックに収録された、明らかにクレイジーなテキストを持つ新規ジョーカーズ。「ジョット・ガン・ジョラゴン」をアンタップする要員として、「オッケーBros.」と取り替えました。

 基本的な役割は連続攻撃の弾がメインですが、目を引くもう一つの能力は“自身のジョーカーズの登場時能力を2倍にする”というもの。4コストというコストと、ヘイトを集め除去の対象になりやすい点から、統率者の「メラビート・ザ・ジョニー」で4体展開する、もしくは全体除去を2人に撃つといった使い方は少し難しいところではあると思いますが、成功させることができればこのデッキを使う上で最上級の達成感を得られる予感がしますので、ロマンではありますが積極的に狙っていきたいところです。

 

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ピアノザウルス

 こちらもミステリーパックから登場した、中型J・O・E2持ちジョーカーズ。

 サッパリとしたテキストで、あまり魅力的では無いかもしれませんが、7コストJ・O・E2クリーチャーは5マナ時にマナ加速ができない場合、そのまま召喚して攻撃しつつ手札交換を狙うという使い方をすることは多いですし、後半に使った場合はT・ブレイカーとして高い打点を出せます。序盤から終盤まで腐りにくいJ・O・Eクリーチャーは実はこれが初めてでは無いのかなとも思いますし、非常に評価の高い1枚です。

 

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「逆相」の頂 オガヤード・スンラート

 クロニクル・レガシー・デッキ2018 至高のゼニス頂神殿で登場した新たなゼニス。

 なんと言ってもこのカードの特徴は、自身のコスト軽減能力です。DMEDHでは相手が複数いるケースが殆どであり、その相手全員のカード枚数をカウントすることができるため、基本的にこのカードのコストはたったの1です。

 そんな非常に召喚がしやすいこのカードの召喚時効果は、“墓地またはマナから無色カードを2枚まで回収する”で、後半の攻撃の半分ほどを「ジョット・ガン・ジョラゴン」で賄うこのデッキでは、連続攻撃の弾を随時回収するなど、「ジョット・ガン・ジョラゴン」で捨てた後のカードを再装填することが主な役割になります。また、序盤のマナセットの際に、後半に使う可能性のある「ジョット・ガン・ジョラゴン」や「ガンバトラーG7」といったカードを安心して埋められるようになったのは、ひとえにこのカードのお陰です。

 

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最終兵ッキー

 こちらは以前の記事の段階で既に登場していたカードですが、先に紹介した「「逆相」の頂 オガヤード・スンラート」とのコンボにより、まさに最終兵器となって超強化され、このカードへの評価を改めざるを得なくなりました。

 コンボの手順は、「オガヤード」を1コストで召喚し、さらにこのクリーチャーを召喚します。「最終兵ッキー」の能力により「オガヤード」を対象に取り、「オガヤード」はデッキの下に行くところ、“エターナル・Ω”によって手札に戻ってきます。そしてカードを1枚引き、手札から15コスト以下のクリーチャーを1体手札に出せると言うわけです。

 たったの6マナで、15コストもの踏み倒しをすることができ、更に出したいクリーチャーが無色クリーチャーなら、「オガヤード」の召喚時能力によってマナゾーン、もしくは墓地から回収した上で場に出すことができます。「最終兵ッキー」は攻撃時にも同じ能力を使うことができるため、「最終兵ッキー」が無事に残ればまた次の自分のターンに踏み倒しができますし、破壊、もしくはマナ送りになったとしても、「オガヤード」が「最終兵ッキー」を回収するため元通りです。

 さらに、「最終兵ッキー」も「ジョット・ガン・ジョラゴン」のような連続攻撃をすることが可能であることを発見しました。

 まず「最終兵ッキー」を召喚。登場時能力で適当なクリーチャーを「ガンバトラーG7」や「ペーパイロット」に変換し、「最終兵ッキー」が攻撃できる状態を作ります。さらに「最終兵ッキー」が攻撃時、再び能力によって適当なクリーチャーを変換、「ジョバート・デ・ルーノ」を場に出し、「最終兵ッキー」をアンタップします。再び攻撃し「ジョバート・デ・ルーノ」を「ゲラッチョ男爵」に変換。また攻撃する際、「ゲラッチョ男爵」を「ノリのりん」に変換。これで4回攻撃することができます。

 「ジョジョジョ・マキシマム」や、「サンタクロスケ」等でブレイク数を上昇させることができれば、強襲打点として十分に仕事をしますし、「最終兵ッキー」を用いる場合は総じて手札が潤沢に整った後半になるケースが殆どですので、パーツは整いやすいです。「ジョット・ガン・ジョラゴン」で使った弾を、「オガヤード」で回収しつつ動けば連続攻撃もそこまで難易度の高いコンボでは無いため、非常に高いスペックを持つ1枚と化けました。

 小ネタとしては、再びのマスター・W・メラビ-トを畏れて除去されずに放置され気味な「メラビート・ザ・ジョニー」を統率領域に戻すこともできます。また、能力の対象に取ったクリーチャーはデッキの下に行くため、「ヤッタレ総長」の能力でドローすることもできますね。

 

・変更点など

 既に述べたこと以外で大きく変わったことと言えば、「アイアン・マンハッタン」がDMEDH推奨規制リストに並んでしまったということでしょうか。確かに彼は強力でしたが、1度目のマスター・W・メラビートで既に1人を始末した上で更に他のプレイヤーにまで攻撃できるほどの破壊力を持っていましたし、「ドラ息子+ビギニング・ザ・メラビート」や「最終兵ッキー+オガヤード」のパッケージによって後半の火力がかなり底上げされているため、現在のメ統は非常に健全な状態を維持できているんじゃ無いかと思います。

 あとは単純に使いやすいJ・O・Eクリーチャーが増えました。前回の記事では13枚だったのに対し、今回は15枚採用していますし、「ボチボチ旦那」や「ハロウェーイ」といった少し使いづらくクセのあるクリーチャーを「フット坊主」や「ピアノザウルス」といった単純に攻撃要員として使えるものに変えられたのは大きいですね。

 防御力は落ちていると思います。S・トリガーの質が随分と悪くなっているため、警戒されて攻めきれなかったり、ヘイトを稼ぎすぎると以前より厳しい部分があります。「「理想」の極 シャングリラ・エデン」も入っていないため、最終防衛ラインは2種ドギラゴンになります。毎度序盤に引いてしまったドギラゴンをマナセットできずに、手札が厳しくなってしまう所には悩ませれますね。

 非ジョーカーズを多く積む場合には、「キング・ザ・スロットン7/7777777」のかわりに「めっちゃ! デンヂャラスG3/ケッシング・ゼロ」を採用してみることもオススメです。特に「ケッシング・ゼロ」防御面はもちろんですが、相手のブロッカー集団を貫通するのにも使えますし、白単デッキの完成盤面である、“破壊不能、破壊以外も不能、山札はもう無いけど「不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ」で負けない”みたいな盤面で使えたりするかもですね。

 

・最後に

 いかがだったでしょうか。前回の記事が半年近く前だった訳ですが、たった半年でこれだけ強化されるとは、流石は主人公種族といった感じですね。

 前回の記事で予想していたジョーカーズの自然文明化はやはり的中しましたが、双極編第3弾ではあまりの自然ジョーカーズプッシュに、無色・火ジョーカーズが殆ど強化されないままになってしまっており、素直に喜べず、メ統の未来が不安でなりません。

 現在自然単のジョーカーズを主軸に新しいDMEDHのデッキを制作していますが、昨年の同じ頃に最初期のメ統を組んだ時ほど無理のある構築とはならなさそうな感じで、DMEDHにおける緑の有用性と汎用性、そして拡張性を身にしみて感じています。去年と同じく構築済みデッキが発売されるとメキメキと頭角を現してきそうな勢いでしょうか。

 自分のもう1つのジョーカーズデッキ、ジョラゴン統率の方でも長々と書いた「最終兵ッキー+オガヤード」のギミックが過労死レベルに使われており、猛威を振るっていますので、更新記事を出す予定です。ではまたそちらの方で!

は ッ!! スペペリッ!! スペシャルだらけのミステリーパックシャルだらステリーパック